ハベゴテ(Jabegote)
ハベゴテはマラゲーニョのグループに属するフラメンコの曲で、その起源はマラガの全てのカンテ・フラメンコと同じようにファンダンゴです(具体的にはベルディアーレスがフラメンコ化したものと、バンドラ)。
ハベゴテは漁師や海での労働者の歌から派生したものです。ハベゴテとはスペイン語でハベガ(jábega)と呼ばれる引き網を使用して作業する人を意味することから、陸で魚や網の整備で汚れながらする仕事をテーマにした労働の歌となっています。
ハベゴテの主な特徴は「ベルソ・バリエンテ(verso valiente)」と呼ばれる3行目にあり、かなりの高音域で歌われます。マラガのエル・パロという場所でハベゴテ(地引き網の引き手)だったエル・ニーニョ・デ・ラス・モラスの歌とホアン・ブレバの歌が最も有名でした。現在ではミゲル・ロペス・カストロがこのカンテを歌い、専門家でもあります。