ソロンゴ(Zorongo)
ソロンゴはアンダルシアの大衆的なバイレとカンテです。拍子は3拍子です。1931年にレコーディングされたフェデリコ・ガルシア・ロルカ(ピアノ)とラ・アルヘンティニータ(カンテ)のソロンゴが最も知られています。厳密に言えばフラメンコの曲ではありませんが、アンダルシアのスタイルとして考えるとフラメンコ調に演奏することは容易と言えます。
100年以上前からソロンゴは少しずつ廃れ、アンダルシアではもはや踊られていません。
ソロンゴは18世紀の劇場のトナディージャ(スペインの民衆的で短い歌曲)のバイレとしてよく使用されました。ソロンゴという言葉はサラバンダ(16~17世紀にスペインで流行した踊り)とサランディージョ(サラバンダに関連のある歌と踊り)から派生したと考えられていますが、それはサラバンダとサランディージョの最も普及した歌詞の一つに、ソロンドという言葉が繰り返しに出てくるためと言われています。グラナダのサクロモンテのサンブラのグループに属するオリジナルのバイレの一つだったとされています。